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レンチの選び方で、狭くスパナが入らない箇所のボルトは緩めることができるのです。クルマのボンネット内やバイクのメンテナンス、狭いスペースでの作業では手が入らずにボルトが外しづらいことがよくあります。
そんな時に限ってボルトをナメさせてしまった、なんて経験ありますよね。そこであきらめてしまっては前に進むことができません。しかし、そんな悩みは工具・レンチの選び方で解決できるのです。
その解決工具は差し替え工具です。ラチェット・ソケットレンチやスピンナーハンドル等のハンドルにソケット・ビットソケット・エクステンションバー・ユニバーサルジョイント等を自由に差し替えて組み合わせる事ができる工具です。
組合わせることによりドライバーにもなるし、ソケットレンチにもなり六角(ヘキサゴン)やトルクスレンチにもなってしまいます。そして、角度を変えたり長さを調整したりしてスパナが入らない箇所でもボルトにアクセスでき緩めることができるのです。
ソケットレンチ・エクステンションバー
メガネやソケットがかけづらい場所のボルトを緩める・締め付けるにはソケットをエクステンションバーで延長することでボルトにアクセスします。エクステンションバーは30mmから、なんと1000mmまで、様々な種類があります。ただ、エクステンションバーの継ぎ足しは強度が落ちることから工具メーカーが推奨してませんので注意が必要です。
ハーフムーンレンチ
真直ぐなメガネやスパナがかからない箇所ボルトの緩めるのに使用します。半月の形状に曲げてあるレンチで、曲がった状態でないとアクセスできないボルトを緩めることができます。
フレックスラチェットメガネレンチ
ラチェットのヘッドとグリップ(ハンドルの柄の部分)の角度が変えられるもの。通常のラチェットではハンドルが回らない狭い場所での作業の場合にグリップを立てることにより障害物をかわしてボルトを緩めることができます。また、グリップの角度を変えることで作業しやすいポジションを保つこともできるのです。作業の効率が上がります。
首振りラチェットハンドル
ラチェットのヘッドとグリップ(ハンドルの柄の部分)の角度が変えられるもの。フレックスラチェットハンドルとも言います。通常のソケットではハンドルが回らない場合にグリップを立てることによりボルトを緩めることができます。エクステンションバーと組み合わせることで自由度が増します。ラチェットヘッドのフレックス部はフラつく事はなく安定感が有り、力をかけても安心です。フレックスラチェットと同様に作業の効率が上がります。
スイベルラチェットハンドル
ラチェットハンドルの機能と首振りラチェットハンドルの機能を持ちつつ、グリップを垂直に立てることでドライバーと同じような使い方ができます。首振りラチェットハンドルはラチェットヘッドに対して水平に回転さますが、スイベルチェットハンドルは垂直に回転ができるので使いやすさは、抜群です。ラウンドヘッドラチェットハンドルとも言われます。
⇒ コーケン 3/8(9.5mm)SQ. スイベルヘッドラチェットハンドル
ユニバーサルジョイント
ソケットの角度をつけることができます。エクステンションバーと組み合わせることで狭い場所ではかなりの威力を発揮します。回転軸を二つもつ構造のため、どの角度でも対応できます。
KTCのneprosのユニバーサルジョイントはグランドクロス構造を採用しており、回転軸を十字にすることで軸の高さを同じ高さにすることを実現しています。その結果、スムーズな動きと高いトルクの伝達を可能にしています。
ユニバーサルボールジョイント
回転軸をひとつ持つ構造でボールが回転することより、回転時の動きはスムーズで安定感があります。可変角度は25°です。ユニバーサルジョイントと比べフラつきがなく安心して力を加えることができます。しかも、ユニバーサルジョイントより可変角度は少なくなりますが、高さが低く抑えられるため、狭い場所での操作性がいいです。
ユニバーサルソケット
ひとつのサイズのソケットにユニバーサル機能がついたものです。ボールポイントユニバーサルに比べ、全高が低いため、ユニバーサルジョイントとソケットの組み合わせより、狭いところでの作業に適しています。ユニバーサル工具の極みです。難点は他のサイズのソケット変えることができないことです。ユニバーサル工具のの極みということができるでしょう。
首振りエクステンションバー
エクステンションバーの中でも首振りが可能な工具が首振りエクステンションバーです。ソケットの角度を15°変えることができますので、ソケットがまっすぐ入らなくてもボルトをしっかりキープできます。しかもKo-ken(コーケン)の首振りエクステンションバー(オフセットエクステンションバー)はソケットを普通に差し込むと首振りで使えて、奥までしっかり差し込むと角度のつかないカッチリとしたエクステンションバーとして使用することができます。つまり1つで二役できてしまう優れものなのです。
クイックスピンナ
差し込み工具のハンドル側に取り付け手回し早回しができる工具です。ハンドルが回しづらい箇所でも早回しができ作業がスムーズに進みます。ラチェットレンチの空転トルクが重くハンドルを戻す際にボルトも一緒に戻ってしまうような場合にとても便利です。
差込角を検討する
狭くて工具が入りづらい場所柄の作業であれば差込角は小さいものが有利です。差込角6.35mm(1/4sq)がいいでしょう。また、ボルトが固く力をかけての作業であれば差込角は大きいものになりますよね。差込角9.5mm(3/8sq)又は12.7mm(1/2sq)がいいでしょう。臨機応変
に作業を進めるにはこの三つの差込角に対応できる工具を揃えておく必要があります。サイズを変換するアダプタでも対応は可能ですが工具にこだわるなら違った差込角のラチェットレンチ、ソケット、エクステンションバーを揃えておくことがプロならではの心意気ですね。
差し替え工具の組み合わせでシーンに応じて最強の工具を作る
作業スペースが狭く、工具が入らない等の困難な作業シーンにおいて、差込み工具やレンチを選定し、ベストなマッチングを作り、困難を回避する。そんなシーンで、それに向き合う人がそれぞれのベストな最強工具を作ることができる。その自由度の高さが、差込み工具の優れたところであり、工具・ハンドツールを楽しくしたものであります。それと同時に工具の醍醐味であります。
工具やレンチ自身は簡単に作ることはできないが、差込み工具を使うことによりそのシーンにマッチする最強工具を作ることが簡単に実現できてしまうのは素晴らしことではないでしょうか?また、その都度、作業に合うように工具を組み換えることはとても楽しいものですよね。ここ数年の差込工具の進化が、工具の面白さをより大きくしたものであることは間違いありません。
子供の頃、ブロック遊びをしたことがあると思います。感性でブロックを組立て、一喜一憂し、時間を忘れ、楽しんだこと。そんな感覚にすごく似ていると感じます。差込工具はそれと同様に楽しむもの、言ってみれば仕事
や作業という感覚ではなく、遊ぶ感覚であり、遊び道具であるのです。
クルマやバイクをいじることやDIYが好きな人にとって、工具は最高の宝物であり、遊び道具なのです。
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